静岡県榛原郡川根本町にある、「南アルプスあぷとライン」として親しまれている、大井川鐵道井川線の奥大井湖上駅の両側に架けられた、1990年に開通した巨大な2本の上路式ワーレントラス橋。
長島ダムの建設にあたり井川線の一部区間が、ダム湖である接岨湖に沈んでしまうことから、湖に突き出た半島の先端に奥大井湖上駅が新設され、前後をこの2本の真っ直ぐに伸びる鉄橋で結ぶこととなった。
接岨湖の湖上約70mに架かる真っ赤な橋には、よく虹がかかることもあり、「レインボーブリッジ」と命名された。
また東側の鉄橋は、駅への連絡通路となっていることから、橋上に「レインボーブリッジ湖上遊歩道」とも言われる歩道が設けられており、列車が走るすぐ横を歩くことができる。
ちなみに、1993年に開通した東京お台場の東京港連絡橋、通称「レインボーブリッジ」よりも先に命名されていたが、その知名度の差により、最近では不本意ながら「奥大井レインボーブリッジ」と呼ばれることも多くなった。
写真中央のトロッコ列車が止まっている半島の先端が、奥大井湖上駅で、その両側に伸びている2つの赤い鉄橋が、元祖レインボーブリッジだ。湖上約70mということで、橋脚の高さも印象的だ。
前の写真でいうと左手となる、東側のレインボーブリッジの袂からの写真。奥大井湖上駅へと伸びている東側の橋と、その先に少し角度を変え伸びる西側の橋が見える。
キラキラとエメラルドグリーンに輝く湖面の上に、真っ赤な鉄橋が伸び、そこを行くトロッコ列車の姿が実に美しい。徐々に加速しながら橋を進む列車を、ただただ目で追うばかりで、この光景だけは何回見ても飽きることが無い。
レインボーブリッジほど上路式ワーレントラス橋の美しさを感じる所はない。在り来たりの形式ながら、魔法にかかったかのような美しさだ。列車からもトラス部が見えない為、遮るものが無くダイレクトに景色が飛び込んでくる。
奥大井湖上駅のホームから続くように伸びる、西側のレインボーブリッジ。横から眺めるのとは違ったワーレントラス橋の美しさがる。真っ赤な橋に、真っ赤な南アルプスあぷとラインの小ぶりな車両がよく似合う。
東側のレインボーブリッジには、線路横に奥大井湖上駅への連絡通路を兼ねた遊歩道がある。ここを渡らないと駅には行けず、当然ながら列車にも乗れないので、高所恐怖症の人は知らずに来ると大変なことになるので注意！
遊歩道から手を伸ばせば、簡単に列車に当たる距離なので、くれぐれも運行に支障が出るような行為は慎むように！ 窓のない緑色の展望列車などは、さらに距離感が近く感じるので、ハイタッチなんかしちゃダメだよ！
遊歩道は、至近距離を列車が通るのもドキドキものだが、列車が通り過ぎると、線路下は透け透けで湖面が見えるので、高所恐怖症の人には両サイドとも辛い状況となる。私の友人は、ただただ正面上空を見つめて歩いていたよ…
連絡通路となっている東側の鉄橋を歩くと、湖上約70mの高さや、驚くような至近距離を行く列車に大興奮だよ！
光り輝く湖面に浮かぶワーレントラス橋の美しさはまさに絶景で、しばしばテレビでも紹介されるよ！
東京お台場のレインボーブリッジよりも、こちらの方が先に命名されていたんだよ！
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| 名称 | レインボーブリッジ |
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| 読み方 | れいんぼーぶりっじ |
| 郵便番号 | 〒428-0401 |
| 所在地 | 川根本町梅地84-3～犬間 |
| アクセス | 大井川鐵道「奥大井湖上駅」 徒歩0分 |
| お問合せ | 0547-59-2746 (川根本町まちづくり観光協会) |
| 参考ＨＰ | 奥大井湖上駅 |
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