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富士美術館 Vol . 18 富士美術館(富士宮市 上条)
      - Fujinomiya -
富士美術館 富士宮
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霊峰富士のお膝元・・・
 
静岡県には、いくつかの美術館がありますが、霊峰富士を背に、絶好のロケーションに建っている美術館が、ここ富士宮市にある 『富士美術館』です。
 
富士美術館と富士山大自然に囲まれたこの「富士美術館」は、東名富士ICから、右前方に「富士山」を眺めながら、「朝霧高原」や「白糸の滝」方面へ向かって、国道139号線を北上した、富士山南西麓にあります。
 
近くには、「日蓮」大聖人を宗祖とし、日蓮六老僧の一人で、師の教えを忠実に受け継いだとされる「日興」上人を派祖とする、「日蓮正宗」(にちれんしょうしゅう)の総本山である、「大石寺」(たいせきじ)があります。
 
こちらも広大な敷地に、度肝を抜かれるようなスケールで建築物が築かれており、さすが日本一の富士山のお膝元・・・といった感じのお寺なのですが、宿坊などには奇抜な建物が多いながらも、なんとも言えぬ自然豊かな開放的な空間がそこには開けています。
 
あまりに敷地が広大であり、その上大自然に包まれているがために、すべてが許せてしまう・・・といった感じですが、この「富士美術館」はその一角に建てられています。
 
 
 
この地に残る、横山公男作品!
 
「富士美術館」は、1972年に、財団法人として静岡県教育委員会から認可されたことを受け、宗教法人「創価学会」の第3代会長である「池田大作」氏によって建てられた美術館で、1973年5月3日にオープンしました。
 
富士美術館 正面東京の八王子にも、「東京富士美術館」という施設がありますが、こちらも1983年に、池田大作氏により建てられた美術館で、この「富士美術館」とは姉妹関係にあります。
 
「人類共通の財産である優れた美術品を、一般の方にもご覧頂き、後世へ伝えていきたい」との考えにより誕生した「富士美術館」は、完成した翌年の1974年には、登録博物館として正式に認可を受け、広く一般に開放された美術館として現在に至っています。
 
「富士美術館」がこの地に建てられた背景には、「創価学会」が、もともと「大石寺」を総本山とする「日蓮正宗」の流れをくんでいたことがあげられますが、ご存知の方も多いように、現在では、「大石寺」とは無縁な施設となっています。
 
富士美術館 入口「富士美術館」の建物は、「大石寺」の建築物を数多く手がけたことで知られる、建築家の「横山公男」氏により設計され造られました。
 
しかしながら、「大石寺」にあった建築物が、一連の騒動により、ことごとく破壊されていった今となっては、この地に残る「横山公男」作品として、この「富士美術館」は、とても貴重な存在となってしまいました。
 
最高裁判所」のような力強いコンクリートの打ちっぱなしと、ギリシャ宮殿を思わせる2本の柱が特徴的なこの「富士美術館」のその外観は、かつて「大石寺」にあった、「代々木第一体育館」を思わせる「正本堂」(しょうほんどう)とまではいかないまでも、当時としては、実に斬新で近代的なデザインの建築物でした。
 
館内に入ると、明るい日差しを取り入れた、高い天井を持つ吹き抜け空間が広がっており、外観と違わぬその重厚な造りに、圧倒されます。
 
内部の吹抜階段を上り、進んでいくと、彫刻作品が映える、贅沢な展示空間となっている第一展示室と、それに続く第二展示室があります。
 
どちらも美術館としては珍しく、自然光を取り入れた展示空間となっており、光に包まれながら、周りの雰囲気とともに作品を味わう・・・、そんな感じの展示室となっています。
 
それに対して、3階部分にある第三展示室は、コの字状で外光から閉ざされた展示スペースとなっており、集中してひとつひとつの作品に向き合える・・・、そんな空間となっています。
 
この他、この「富士美術館」には、第四展示室休憩室、そして多目的ホールなどがあり、展示物や作品展により、このスペースが巧みに使い分けられており、全く違った感覚で美術作品を鑑賞出来るのも、この「富士美術館」の楽しみの一つとなっています。
 
 
 
桜の名所!富士美術館
 
「富士美術館」は、江戸時代から現代に至るまで、日本美術を中心に、中国朝鮮など、広く東洋の美術品を収蔵しており、そのコレクションは、浮世絵文人画などの絵画をはじめとして、陶磁器漆芸品染織武具などにまで至り、収蔵品数は約1500点となっています。
 
富士美術館前 桜並木収蔵リストには、「狩野派」をはじめとして、「琳派」の「俵屋宗達」・「本阿弥光悦」(ほんあみこうえつ)、文人画の「池大雅」(いけのたいが)・「谷文晁」(たにぶんちょう)、そして日本画の巨匠「横山大観」(よこやまたいかん)等々、そうそうたる面々の名がズラリと並びます。
 
姉妹関係にある「東京富士美術館」が、ルネサンス時代から現代に至るまでの西洋絵画が中心なのに対して、この「富士美術館」は、どちらかというと日本美術が中心のコレクションとなっています。
 
しかしながら定期的に行われる特別展では、4つある展示室を生かして、西洋画家の企画展が同時開催されることも多く、日本画ファンならずとも楽しめる展示内容となっています。
 
この「富士美術館」では、ちょっと変わった画家をとりあげた企画展なども開催されたりしますので、詳しくは、「富士美術館」のホームページにて確認してみてください。
 
日本一の富士のすそ野にあるこの「富士美術館、どちらかというと、アウトドアのイメージが強い富士山周辺ですが、「朝霧高原」など富士山麓に遊びに行った際には、ちょこっと寄り道して、この「富士美術館」にも足を運んでみてください。
 
桜と霊峰富士特に、この「富士美術館」周辺は、花見の季節になると、あちこちで、カメラ片手に写真を撮る方の姿が見受けられるほど、桜の名所として知られていますので、春先に富士を訪れた際には、是非ともこの「富士美術館」周辺をぐるりと散策してみてください。
 
「大石寺」の参道も、桜の名所として知られていますが、この「富士美術館」の門前にある桜並木もなかなかですよ。
 
 
  
 
■ 富士美術館 〜 星★聖 の ひとこと 〜
富士美術館の日本美術コレクションと、門前の桜並木を楽しんでみてください!
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