旅館大橋(三朝温泉)

三朝温泉 三朝温泉でイチオシの温泉宿
有形文化財の湯宿 旅館大橋
 ●JTB 限定プラン ●じゃらん ●一休.com 特選プラン

 冒頭からズバリ!となるのだが、結論から言うと三朝温泉に初めて訪れるというのであれば、迷わずこの「旅館大橋」に泊まって欲しい。雑誌の記事やクチコミ情報などで、三朝温泉の様々な旅館が紹介され、迷っている方も多いと思うが、初めてというのであればここしかない。もちろんこの宿を強くすすめるには訳がある。

 昭和7年の創業以来、その姿を変えることなく佇む、三朝温泉の歴史を佇まいで表現しているこの「旅館大橋」は、古い普請の骨董のような老舗の温泉旅館で、本館をはじめ離れや大広間・太鼓橋など、ほぼ全館と言ってよいほど、宿そのものが国の登録有形文化財に指定されている。

 訪れればこの建物の凄さは一目瞭然なのだが、現在では手に入らない全国各地の名木や、匠の技が光る宮大工によるその造りの極みは、年月がたっても全く色褪せない、伝統に裏打ちされた風格を漂わせている。

 初めて宿泊した際には気づきようもなかったが、この宿にはひとつとして同じ造りの部屋がなく、リピートする際に部屋を変えてもらえば、訪れる度に楽しみが増していくというものだ。

 さらに三朝温泉を代表するこの宿には5つの源泉があり、地下より自噴する3つの天然温泉からは、ひときわ色濃く多彩な効能をもたらす湯が湧いている。中でも注目してほしいのが、ここでしか入れないトリウム泉で、この湯に入らなければ、三朝温泉で放射能泉に入ってきた…と言っても片手落ちなのである。トリウム泉が楽しめるのはこの宿だけであり、1ヶ所でラジウム泉とトリウム泉の両方が楽しめるのも、当り前だがこの宿だけである。

 食事やおもてなしなど、宿選びを行う際に比較検討する要素は多々あるが、全国でも珍しい泉質がウリの三朝温泉を訪れるということは、やはり三朝の湯を重視すべきであり、ラジウム泉とトリウム泉の両方の湯が楽しめ、しかもそれが国の登録有形文化財である建築物となれば、もはや他の宿をすすめる理由は無い。これがわたしが強くこの宿をすすめる最大の理由である。