8/29放送 『星ナビ★第22回』

唯念大名号碑

FM77.7MHz「VOICE CUE エフエムみしま・かんなみ」の「星ナビ★~あの街、この町、ここ最高!!」の8月29日の放送は、先週の23日が命日だった、地元ゆかりの「唯念上人」についてお話ししました。

少々マニアックに思える話題だったかと思いますが、実は三島・函南エリアには、たくさんの唯念さんが庶民を救済すべく歩まれた足跡が残されており、そんな中の一つである、唯念さんの名号碑について、今回はお話ししました。

唯念上人は、江戸時代に熊本で生まれ、明治時代の1880年8月23日に、91歳で大往生を遂げたとされています。10代で江戸に出たのち、千葉県の行徳にある「徳願寺」で僧となり、全国を転々としたのち、山梨にいる時に南東で修行をするよう導かれ、富士山麓の現在の小山町にお堂を構え、50年近く修行に打ち込んだとされています。

その間、念仏講を開いたりしながら、静岡県東部エリアの人々の難を救い、その際に「南無阿弥陀仏」の名号碑も建てられていったと伝わっており、その数は1000以上に上ったとされています。
現在いくつの名号碑が残されているのか、詳しい数字はわかりませんが、特異な書体なだけに、一度覚えたらきっと頭にインプットされるはずで、東部エリアの方は、あそこにも、あれっココにも・・・と、身近に名号碑があることに気づくかと思います。

わたしが唯念さんの名号碑に出逢ったのは、足柄峠へ取材に行った際に、たまたま通りかかった県道沿いに、写真の名号碑が建てられていたからで、あまりの大きさと特異な存在に、通り過ぎた後に気になりUターンして戻ったのがキッカケでした。後でその名号碑が、一番有名な「唯念大名号碑」であり、高さが4m近くの一番大きい名号碑であることを知りました。

ただその後、特別名号碑に興味を持ったかというと、そういうわけではなく、特に探したりもしなかったのですが、行った先々で「オッ!ここにも」「あれっ!こんな所に」と、徐々に出逢う機会が増え、だんだん気になりだしたというのが実情です。おそらく今までも視界には入っていたのでしょうが、意識がいっていなかったように思えます。
現に再訪したお寺などで、あれっ!ここにあったんだ・・・ということもありました。

今も特別名号碑を見つける旅はしていませんが、それでも東部エリアを巡っていると出逢う機会がチョコチョコあり、知らずに名号碑に出逢うという楽しみが増えた感じです。

番組内では、熱海の「温泉寺」、三島の「蓮馨寺」「林光寺」「手無し地蔵堂」、函南の「桑原薬師堂」「養徳寺」「広渡寺」などをご紹介しました。

毎日通る通勤路や、朝の散歩道沿いなどに、この名号碑がある方も多いかと思います。何の気無しに通り過ぎている方も多いと思いますが、面白い書体ですし、新しい出逢いがあれば、ただの散歩も楽しくなりますから、是非一度じっくりと眺めてみて下さい。

気になり出すと、目に飛び込む景色の見方も変わってきますから、日常生活の中でも、あちこち再発見できるはずですよ!

番組最後にお届けした曲は、リクエスト&メッセージを頂いていたので、変更してSMAPの「夜空ノムコウ」をお届けしました。
メッセージを送ってくださった、ラジオネーム「いちばんぼし」さん、ありがとうございました。