1/23放送 『星ナビ★第42回』

こだま石

FM77.7MHz「VOICE CUE エフエムみしま・かんなみ」の「星ナビ★~あの街、この町、ここ最高!!」の1月23日の放送は、「伊豆七不思議」をテーマに、そのひとつである函南町の「こだま石」についてお話しました。

熱函道路の丹那のエネオス近くにある立体交差から、南箱根ダイヤランド方面へと1kmくらい行った通りの左手の林の中にあるのが、この「こだま石」なのですが、観光地化されているわけではないので、案内板もありませんし、現地にも小学生が書いたような立て札が、岩の前にたっているだけです。

高さは4~5mくらいで、特別大きな岩というわけではないのですが、この石には江戸時代から伝わる伝説が残されています。

戦国時代の世ですかね、夫が戦に出てそれっきり・・・という中、母親のおらくと息子の与一が、貧しくも仲良く2人暮らしていたのですが、生計を立てるために村の和尚の勧めで、山向こうの熱海の湯治場へ商いにいくことになったそうです。

その峠道の途中のこの大きな岩で、いつも休みながらよく親子で語らったそうですが、やがて母が亡くなり、与一は悲しみのあまり、母との想い出の岩に行っては母の名を呼び続けたそうです。

すると岩の底からこだますように、「与一よ~」と息子の名を呼ぶ母の懐かしい声が何度も聞こえたそうで、来る日も来る日も母を慕い、この岩に通うようになった純朴な与一の姿に村人達は心を打たれ「こだま石」と呼ぶようになったとか。

イメージ的には、手を叩いたりしてこだます岩という感じに思われますが、そういうわけではないようです。

放送中にも話しましたが、正直、林の中にボン!とおむすび型の岩があるだけで、特別大きいわけでもないですし、珍しい形をしているわけでもありませんので、行ってみてください!と、特別におすすめはしません。万人受けするような観光スポットではありませんので・・・。

ただ、伊豆七不思議というものがあって、そのひとつが、地元の函南町にあるんだよ!ということを、リスナーの皆さんに知ってもらいたいな・・・という想いでご紹介しました。

その他、巨石・奇岩つながりということで、番組内では、先週お話しした白隠禅師が岩の上に座って修行をされたという、沼津市にある「八畳石」と、個人的に好きな、柳生石舟齋がバッサリ切ったという、奈良県の柳生の里近くにある「一刀石」をご紹介しました。

この他にも「鬼の差し上げ岩」なんかも面白いですよ!

番組最後にお届けした曲は、ケツメイシの『こだま』でした。