11/13放送 『星ナビ★第84回』

FM77.7MHz「VOICE CUE エフエムみしま・かんなみ」の「星ナビ★~あの街、この町、ここ最高!!」の、11月13日の放送は、「ヤギさん!ホシさん!東海道珍道中」をお届けしました。

まほろば大仏プリン
前回の「三島宿」を受けて、今回は「沼津宿」だったのですが、冒頭、わたしの早とちりで、一週早くホシタベの回と勘違いし、奈良みやげの「まほろば大仏プリン」を買ってきたお話しをちょこっとしました。

東大寺」近くの「夢風ひろば」で買ってきたのですが、どんなものか気になった方もいたかと思うので、大仏プリンの写真だけアップしときます!


さて、珍道中の方は、今回は広重の東海道五十三次の沼津宿。

沼津宿

まずは保栄堂版のご紹介。

まんまるとした月が中心にドーンとあるのですが、それでいて黄昏時という注釈。この時点で、少し設定が怪しい感じなのですが、この絵は商業的な見地から、当初の版から大幅に修正がなされたモノだと言われています。

お伊勢参りを連想させる柄杓や、代参による金比羅詣を連想させる、白装束に大きな天狗の面など、後からそういう設定にしたため、なんとなくぎこちない絵になっているようです。

施しモノを頂くには着ているものが良すぎたり、お伊勢参りにしては山登りスタイルだったり、西空にある月自体、どう考えても早朝という感じです。

一節には、そもそも狩野川ではなく黄瀬川を描いたもので、足柄の天狗寺へ行く絵だとも・・・

そんなことをアレコレ考えながら眺めてみると、一枚の絵からいろんな発見があり、広がりがあって面白いですね!


続いて行書版はというと、こちらは右側に鰹節屋さんが描かれているのですが、そこに沼津名物の文字が・・・

現在では、鰹節と言えば、焼津や最近テレビで話題の西伊豆の手火山式が有名ですが、当時はそうだったんですね。

そして左側には、瞽女(ごぜ)の一行が描かれています。

瞽女展望地

瞽女は、目の不自由な三味線使いなどの旅芸人で、同じ沼津の戸田峠には、「瞽女展望地」という所があります。

ここは不幸にして亡くなられた瞽女の一行を弔う観音様が建っているところであり、毎年祭りの前に供養祭も営まれています。

眺めの良いところで、春には「霧香峠」の山桜も楽しめますよ!


そして最後にご紹介した隷書版はというと、こちらは「千本松原」越しの富士山の風景で、全体的にグレー調で寒い感じがします。

この眺めは、まさに今沼津市で大問題となっている、築山建設が景観を損ねる・・・という、その一枚ですね。

この千本松原の景色を守るのか、それよりも命の問題で、ちょっとくらい松林が欠けてもいいじゃないか・・・という、どちらも正しく、妥協点を探すのが難しい問題です。どう決断するのか・・・


赤橋
そして最後におまけとして、「駿豆五色橋」のお話をしました。

三島市にある現在も赤い「赤橋」、源兵衛橋と言われている「白旗橋」、大場川の三島と長泉の境に架かる「青木橋」、そして沼津警察署裏手の「黒瀬橋」、最近新しくなった「黄瀬川橋」が、五色橋と言われています。

そんな所にスポットをあてて、昔の町並みを探しつつ巡るのも面白いですよ!

番組最後にお届けした曲は、橋つながりで、ハウンドドッグ『BRIGE ~あの橋をわたるとき~』でした。