3/12放送 『星ナビ★第101回』

3月12日のFM77.7MHz「VOICE CUE エフエムみしま・かんなみ」の「星ナビ★~あの街、この町、ここ最高!!」の放送は、「ヤギさん!ホシさん!東海道珍道中」をお届けしました。

今回は、東海道五十三次の中でも有名な一枚である「由比」をご紹介しました。

由井

当時は「由井」と井戸の井だった由比の宿ですが、保永堂版に描かれているのは、宿場を超えたところにある「薩?峠」です。

少し前に土砂崩れによりJR東海道線が不通になったことがありましたが、今も断崖絶壁となっている危険な場所であり、その様子が高さを強調して描かれています。

1655年に、江戸に朝鮮通信使を迎えるに辺り、波際の道が危険すぎるということで開かれたのが峠道で、その道から望む富士山が美しく、現在も富士山の絶景スポットとなっています。

行書版は、「由比本陣公園」近くを流れる由比川の光景で、由比宿に向かう天秤を担ぐ行商人の姿が描かれています。

放送内でも触れましたが、この絵の水平線上にグジュグジュと描かれたところが「三保の松原」で、地元民でも言われなければ決してわからない感じとなっています。

そして最後の隷書版では、崖下にある倉沢の「望嶽亭藤屋」が描かれています。

望嶽亭藤屋

現在この「望嶽亭藤屋」は、海際では無くJR東海道線の線路沿いにあるのですが、このことから1854年の安政の大地震にて隆起し現在の様な陸地が生まれたことがわかります。

そしてこのお店は、1868年に幕末三舟のひとりである山岡鉄舟が官軍に追われ、ここで漁師姿に扮し隠し階段から船で脱出し、清水へと逃げ延びたことで知られるお店で、これがあったからこそ、その直後に行われた西郷隆盛との会談が実現し、江戸城無血開城に到ったとされています。

また絵には「くらさわ名物 ささいの壺焼」と書かれており、この当時サザエの壺焼きが名物だったことがうかがい知れます。

現在は、由比と言えば「桜えび」ですが・・・

番組最後にお届けした曲は、矢島美容室の『SAKURA-ハルヲウタワネバダ-』でした。