5/14放送 『星ナビ★第110回』

5月14日のFM77.7MHz「VOICE CUE エフエムみしま・かんなみ」の「星ナビ★~あの街、この町、ここ最高!!」の放送は、「どっちがスゴい!しずおか VS にっぽん」をお届けしました。

今回のテーマは「学校」ということで、静岡と全国の素晴らしい学校建築についてのお話しをしました。

岩科学校

まず最初にご紹介したのが、静岡県の松崎町にある伊豆最古の小学校にして国の重要文化財である「岩科学校」でした。

外観はなまこ壁を基調とした白と黒の伝統和風建築ながら、中央部にオシャレな白いバルコニーがあり、内部にも螺旋階段があるという、和洋折衷の擬洋風建築です。

建設当時の総工費は、2630円66銭3厘だったこの建物。1990年に修繕した際の費用は、なんと約2億3000万ということで、現在では職人も少なく、またここには伊豆の長八こと入江長八の傑作とも言える138羽の鶴が舞う鶴の間もあり、匠の技が光るこのような建物が、西伊豆の田舎町に建つことは、もう二度と無いようにも思われます。

内部には、当時の机や椅子の他、教科書や通知表・卒業証書などもあり、明治時代の学校教育の様子がよくわかる展示となっています。

放送内では、私の小さい頃にまだ残っていた、足踏みオルガンの話題で盛り上がりました。

開智学校

そしてこの岩科学校の姉妹校であり、明治の学校建築として並び評されるのが、長野県の国宝である「松本城」の近くにある、日本最古の小学校の1つである「開智学校」です。

ここも擬洋風建物で、2階の廊下とオープンなカタチでつながった講堂が、とても印象に残っています。

そしてこの開智学校よりも、創立は後ながら校舎が出来たのが先だったことから、現在日本最古の木造擬洋風校舎となっているのが、静岡県の磐田市にある「見付学校」です。

かつては最上階に太鼓が置かれ時を告げていたという見付学校の校舎ですが、この太鼓こそ、徳川家康が惨敗した三方原の合戦の折に、浜松城で打ち鳴らされた太鼓だと伝わっています。

吹屋小学校

一方、日本最古の木造和風建築は?・・・というと、岡山県のベンガラの町として知られる吹屋にある「吹屋小学校」です。

2012年に閉校となったのですが、わたしが訪れた時にはまだ授業をしていたこともあり、学校内を見学することは出来ませんでした。

現在修復中で、いずれ一般公開されるようですので、その時はまた訪れたいと思っています。

そして岡山県にはもう一つ凄い学校建築があります。

閑谷学校

それが1673年開講の藩校である「閑谷学校」で、なんとなんとここの講堂は国宝になっています。

広い敷地内には見所が一杯で、聖廟があるほか閑谷神社や変わった石塀や火除山など、珍しいものがいっぱいあります。

この2つの学校建築を見に行くだけで、岡山県に行っても良いくらい素晴らしいところです。

この他番組内では、西伊豆にある大沢理小学校跡をリニューアルし、宿泊施設としてオープンした「やまびこ荘」や、行きたくてもなかなか入りずらく未だに行けていない「神戸女学院」などのお話をしました。

番組最後にお届けした曲は、aikoの『学校』でした。