入江長八・石山修武・外尾悦郎の3人で語る松崎!

昨日に続き、エリア別に観光地をご紹介していきますが、今日は「松崎町の観光スポット」です。

伊豆の観光活性化のために、どのエリアへ力を入れるべきか・・・と問われれば、わたしは「松崎町」と答えます。

松崎町

有料道路の延伸や直通の特急列車などは、確かにアクセスがよくなり観光客が増えるように思えますが、観光地の局地化が進み、通過される所は急速に寂れ、また日帰り観光のエリアが拡大するため、宿泊需要を減らすなどの弊害もあります。

そう考えると、逆に鉄道や有料道路の無い西伊豆エリアこそ宝の山であり、アクセスの悪い松崎町が注目されれば、間違いなく宿泊客が増えるわけで、時間もかかることから途中で休憩もするわけで、当然通過点となる土肥や中伊豆エリア、または下田経由であれば南伊豆エリアが、少なからず活性化されていく気がします。

ただそれは2番目の理由です。

1番の理由は、何より松崎という地が伊豆では異色の観光地で、他とは全く異なる吐出した魅力を放つ町であり、ここにしかないもの、全国的にも注目されるべき観光資源に溢れていること。これが「松崎町」と答える最大の理由です。

ただ年々注目される機会が減っていることが残念なわけで、一度ゆっくりと松崎の町を散策すれば、この町にしか無い雰囲気に魅了される方も多いと思いますし、何よりコンパクトに観光資源が集まっていることから、歩くのが嫌いな方でもゆっくりと歩いて巡れ気になることが、この町の持つ魅力のひとつでもあります。

そして松崎町には、三人のキーマンがいます。

1.入江長八

2.石山修武

3.外尾悦郎

の3人です。

ナシミエントの塔

順不同になりますが、年配の方には♪ダバダ・・・のCMでお馴染みの、あのアントニ・ガウディの代表作である「サグラダ・ファミリア」で主任彫刻家として活躍されているのが、外尾悦郎氏です。

そしてその外尾氏の作品が、間近で見られるどころか触り放題!・・・となっているのが、この松崎の町です。こんな所は他にはありません!

ただでさえ日本にほぼ無い外尾作品が見られるだけでも貴重なのに、幸いにも田舎町で観光客が少ないからこそ可能とも言えるこの鑑賞方法は魅力的です。

これが都市部だったら、間違いなく近づけないはずです。

入江長八

また漆喰鏝絵の神様である入江長八も、かつての江戸の町を飾った代表作がことごとく震災や戦災で焼失してしまったことから、目に触れる機会が極端に減りその存在が薄れ、評価も薄れていった感がありますが、その長八の魅力溢れる貴重な作品が数多く残されているのが、長八の故郷であるこの松崎です。

この町だからこそ目と鼻の先で観賞できる・・・とも言えるわけです。

伊豆の長八美術館」「長八記念館」「岩科学校」の3ヶ所を巡るだけでも、長八の凄さ素晴らしさはすぐに理解できるわけで、これほど身近に長八作品が感じられる幸せが、この町にはあります。

時計塔

そして最後のキーマンが、石山修武氏です。

石山氏の名を知る方は少ないかと思いますが、ロマンの里と言われる松崎の町のイメージに欠かせない建築物を手掛けたのが、この石山修武氏です。

石山ワールド全開・・・といった感じの、斬新かつ記憶に残る石山建築と、なまこ壁に代表される伝統建築とのそのギャップが、松崎の町並みの魅力でもあり、散策時の楽しみのひとつでもあります。

この他、不思議すぎる「伊那下神社」や春の「田んぼをつかった花畑」、セカチューで話題となった「牛原山展望台」、日本の原風景が広がる「石部の棚田」など、その魅力は尽きないのですが、いかんせん観光地としてマスコミに採り上げられる機会も少なく、伊豆の中でもこの町のことを、魅力的に語る人は本当に少ないと思います。

おそらくそれは、県外の人間で無ければ、あまりにも当たり前すぎて感じとれないものなのかも知れません。

当然口コミなどで拡散する機会も少なく、ましてや若者向けの町では無いので、SNS等での広がりも期待できません。

こうした状況は、”まちぶら”を楽しむには、静かでのんびり過ごせるので嬉しいわけですが、人が集まらなければ観光地も失われていくわけで、この駿河湾エリアの起爆剤としても、「松崎町」には頑張ってもらいたいと思っている次第です。

是非一度、みなさんも松崎の町を、のんびりと時間をかけ歩いてみてください!

松崎町の最大の魅力は、観光スポットそのものではなく、そこを歩いて巡る際の「」にあることが感じられるはずです。

この町にしか無い空気感がそこにはあり、「時計塔」の13の文字盤に象徴されるような、不思議な時の流れが感じられるはずです。

そうなると、ただ川沿いの道を歩くだけで楽しくなり、何とも言えぬ心地良さに包まれてくるはずですよ!