草薙大龍勢とは?
静岡県静岡市清水区にある「草薙神社」の秋季例大祭に合わせ、その前後の休日に打ち上げられる、「朝比奈大龍勢」とともに日本三大龍勢に数えられる静岡県指定無形民俗文化財。市街地に近いこともあり、毎年県内外より多くの見物客が訪れ賑わう。龍勢は、戦国時代に使われていた狼煙の発展形とされ、江戸時代の元禄年間より打ち上げが行われるようになったもので、全長約16mで、先端1m位の位置にある直径6~7cmの竹筒に、火薬を詰め込み打ち上げる竹製ロケット。現在、宮前流・一ノ瀬流・明神流・庚申流・大極流・一雲流・・・など十数の流派がある「草薙神社龍勢保存会」により、その伝統が守られている。
この時期がおすすめ!
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月例大祭 | 10月 | 11月 | 12月 |
名 称草薙大龍勢
ふりがなくさなぎおおりゅうせい
ローマ字Kusanagi Ryusei
地 区清水/静岡市(Shimizu/Shizuoka City)
住 所静岡市清水区草薙
お問合せ054-251-5880(するが企画観光局)
関連HP草薙神社
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草薙大龍勢の評価
![草薙大龍勢の評価 草薙大龍勢の評価グラフです](tabichelin-score/0067.gif)
![星★聖のここがポイント!](picture/point1.gif)
1日本三大龍勢の1つだよ!
「朝比奈大龍勢」とともに日本三大龍勢に数えられる、静岡県指定無形民俗文化財だよ!
2昼は龍勢、夜は流星!
昼は鮮やかな煙幕と長々浮遊する落下傘に、夜は発光する花笠や連星に注目しよう!
3龍勢の楽しさは呼出し口上にもあり!
その独特の言い回しに耳を傾けよう!小学生の呼出し口上も楽しいよ!
草薙大龍勢 編
![国内旅行業務管理者&温泉マイスター 星★聖 国内旅行業務管理者&温泉マイスター 星★聖(ほし たかし)の署名画像です](picture/hoshi.png)
![星★聖](picture/hoshi.gif)
草薙大龍勢の地図
草薙大龍勢の見所
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毎年9月に開催される、いつもは静かな草薙神社周辺が一変するお祭り。日本三大龍勢の1つで、2003年4月に静岡県指定無形民俗文化財に!
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露店の並ぶ草薙神社の拝殿前に龍勢が並べられ、きちんとお祓いを受けた後、一本一本保存会の人々により担がれ発射台へと運ばれていく。
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多くの方が龍勢とは何ぞや?と思っていることだろう。だからこそ見に来て欲しいのだが、簡単に言えば"伝統的な竹製のロケット花火"だ!
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最初の"ハキダシ"や、時間差で吹き出す"変化(ヘンゲ)"の開き具合やその美しさ、浮遊する"落下傘"の仕掛けなどが、龍勢の見せ場となる。
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龍勢の流れ
①龍勢は、真っ直ぐに打ち上がることが一番大事で、ここが最大の難関とも言える。最初に開くのが②の"ハキダシ"だ。そして時間差で開く"変化"が、③の緑、④の黄色とオレンジ、⑤の赤と青というように何段階かで続く。最後に意気揚々と長い間浮遊するのが⑥"落下傘"で、更なる仕掛けがここにあったりして場を盛り上げる。
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地元の小学生一人一人が、一生懸命寄せ書きをした落下傘が込められた龍勢もあり、一年に一度だけに、皆のハラハラドキドキ感がハンパない。
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小学生席も設けられていて、多くの児童が空を見上げながら、仲間による呼出し口上や自分達の思いを乗せた龍勢が打ち上がるのを楽しみにしている。
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中には孫の寄せ書きが込められた龍勢を打ち上げる人もいて、失敗したら帰って孫に会わせる顔がない・・・と、相当なプレッシャーがかかることも!
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過去には1本しか上がらなかった年もあったそうで、派手さやキレイさではなく、もっと打ち上げそのものに注力して欲しい・・・との声も多く聞かれた。
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昔は成功率が90%と草薙が技術的にもリードしていて、他より教わりに来たという。一時期低水準だった成功率も、近年は80%位まで回復している。
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その場ですぐに「ごめんなさい!」のアナウンスが流れる発射台で爆発する龍勢は、一年間の苦労だけでなく子供達の思いもあるだけにさらに複雑だ。
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煙幕による演出で落下傘が宙を舞う昼の部を「龍勢」、落下傘が発光しながら浮遊する花笠や連星が見られる夜の部を「流星」とし区別している。
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夜の部の流星の爆発は、昼にも増して派手だ。不本意ながら、打ち上げ成功率の悪かった頃は、草薙大龍勢の見ものの1つにもなっていた。