| 竹林の小径 評価 |
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小径と言えば・・・
駿河湾一帯の静岡県には、下田の「ハリスの小径」・「松陰の小径」をはじめ、伊豆高原の「万葉の小径」、焼津「花沢の里」の「やきつべの小径」など、いくつか小径と呼ばれる散策路がありますが、伊豆市修善寺にある小径と言えば、ご存知『竹林の小径』(ちくりんのこみち)です。
「花灯路」(はなとうろ)で有名な、京都嵯峨野の「野宮神社」(ののみやじんじゃ)から大河内山荘に至る散策路をはじめ、全国には「竹林の小径」と呼ばれる場所をいくつか耳にしますが、その中でも最も有名なのが、この修善寺回廊「竹林の小径」です。
この「竹林の小径」は、修善寺の町の中心を流れる「桂川」沿いにあり、修善寺のシンボルとして知られる「独鈷の湯」(とっこのゆ)の脇を通り抜けた先の、朱塗りの橋が美しい「桂橋」から「楓橋」、さらに上流の「滝下橋」にかけての約300mの散策路をいいます。
道の左右には見事な竹が立ち並ぶとともに、石畳の道がとても美しい散策路となっており、修善寺を訪れる観光客に人気のスポットとなっています。

静寂の中に流れる贅沢な時間・・・
この「竹林の小径」は、もともとこの地区に生い茂っていた竹を活用すべく、1995年に桂橋から楓橋までの区間を、さらに1997年に「赤蛙公園」へと抜ける滝下橋までの区間を整備し誕生した散策路で、石畳が続く、なんとも風情ある光景が楽しめる、修善寺の一大観光名所となっています。
早朝の朝露に濡れた石畳の上を歩いたり、竹林の間から差し込む木漏れ日が心地よかったり、桂川の清流のせせらぎに耳を傾けたり、竹林を通り抜ける風を感じたり・・・と、実に贅沢な時間が楽しめる場所となっているとともに、秋にはイロハカエデを中心にした、紅葉スポットとしても人気の場所となっています。
特に明け方の散歩では、ただでさえ通りの生活音からは遮断された空間であるうえに、早朝の静けさも相まって、ここには完全に日常から切り離された世界があります。
また、この「竹林の小径」の途中には、茶処や和風ギャラリーなどがあり、どことなく散策気分を盛り上げてくれるとともに、竹林の中に設けられた何気ない竹製の大きな円形ベンチが、実に絵になる場所となっています。
ここに座り、目を閉じて竹の擦れる音に耳を傾けていると、静寂の中に、とても贅沢な時の流れが感じられ、至福のひと時を過ごすことができます。
親孝行者 孟宗!
この「竹林の小径」に生える竹は、「孟宗竹」(もうそうちく・もうそうだけ)と呼ばれる中国原産の竹で、何百種類もあると言われる日本の竹の中では、最も大きく成長する竹となっています。
その高さは20mを超えると言われており、多数の小枝に分かれ、数枚の葉をつけ成長を続け、毎年春になると、鮮やかな青葉と入れ替わり、美しい姿を見せます。
孟宗竹の名前の由来は、三国時代に中国に実在した、親孝行者として知られる「孟宗」からきています。
タケノコ好きの母が、初冬にタケノコが食べたいと欲するため、母のため雪の竹薮に入った孟宗でしたが、この時期にタケノコがあるべくもなく、困りはてた孟宗が願いを込めて探し回ると、やがてタケノコが生えてきて、母にタケノコを食べさせてあげることが出来たという逸話からきています。
凛々しい竹の姿からは想像できない心温まる逸話なのですが、そのように考えると、なぜだかこの孟宗竹の竹林が、温かく包み込んでくれているようにも思えてきます。
風情ある竹の庭園
そんな孟宗竹が生い茂る「竹林の小径」の入り口にあたる桂橋のたもとにあるのが、茶処「竹の里 水ぐち」です。
その名の通り、風情ある竹の庭園で、青竹をはじめ、シャクナゲやアジサイの花が楽しめる、とても趣のある空間となっています。
一瞬、京に来たのでは・・・と思ってしまうこの茶処「竹の里 水ぐち」は、景観だけでなく、抹茶やコーヒー、和菓子にあんみつと味覚も楽しめ、まさにくつろぎのひと時を味わえる場所となっています。
是非、時間をかけゆっくりと味わってみてください。
真夏の夜の祭典!現代版「桂座」
楓橋を渡り、上流の滝下橋に向けて「竹林の小径」を進んでいくと、途中に「しゅぜんじ回廊」と呼ばれる和風ギャラリーがあります。
この「しゅぜんじ回廊」では、日本画や修善寺の歳時記などの写真展示を行う一方で、常設展示に加え、いけばなの展示会や地元の企画展など、さまざまなイベントが行われています。
2000年の夏からは、かつて温泉街の娯楽の中心であった芝居小屋の「桂座」にちなんだイベントにも利用され、期間中はこの「しゅぜんじ回廊」が、野外劇場「桂座」へと姿を変えました。
8月初頭からの2週間、「しゅぜんじ回廊」に特設の舞台が設置され、世界を舞台に活躍するミュージシャンと、地元の活動家によるライブなどが行われました。
興味のある方は、娯楽のカタチもステージも異なりますが、現代版の「桂座」で繰り広げられる真夏の夜の祭典を、ちょっとのぞいてみてください。
ただしこの「桂座」のイベントは、毎年決まった場所で開催されている訳ではありませんので、詳しくは観光協会のホームページなどで確認してみてください。
また、このギャラリー「しゅぜんじ回廊」こは、修善寺の観光案内所も併設されていますので、そちらにも立ち寄ってみてください。
名湯を楽しんだ後は・・・
この「竹林の小径」では、毎年さまざまなイベントが企画されています。
毎年行われるものもあれば、単発イベントもありますが、かつて江戸幕府の御用紙として用いられた修善寺紙を使った「和来の里七夕祭り」(わらいのさとたなばたまつり)などもそのひとつです。
このイベントは、桂川を天の川に見立て、楓橋に竹のトンネルをつくり、修善寺紙で作った短冊を飾る、実に風情あるイベントとなっています。
前述の「しゅぜんじ回廊」を利用したイベントも数多く、また、季節により「竹林の小径」のライトアップも行われ、日中の竹林の風景とは異なった趣のある景観を楽しむことができます。
修善寺の名湯を楽しんだ後は、是非この「竹林の小径」を散策してみてください。
| ■ 竹林の小径 〜 星★聖 の ひとこと 〜 |
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「竹林の小径」の、静寂の中に流れる贅沢な時間を感じてみてください! |
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