グランシップとは?
静岡県静岡市駿河区にある、正式名称を「静岡県コンベンションアーツセンター」という、文化創造と交流の拠点として1998年8月に完成し、1999年3月13日にオープンした県立の複合文化施設。
"Granship"は、Grand+Shipからきた造語で、丹下健三門下生として知られる磯崎新の設計で、"壮大な船"の愛称通りに、外観はスペインのガリシア産の暗緑色の天然スレートが美しい、巨大な船のデザインとなっている。
内部には、自然光を採り入れた天井高58mの大ホール「海」や、国際会議ホール「風」、県立図書館コーナー「えほんのひろば」、「ふじのくに文化情報センター」、レストラン・カフェなどを兼ね備え、中でもアーティストの表情から息づかいまでが間近に感じられる「静岡芸術劇場」が魅力的。
10階の「展望ロビー」からは富士山の眺望が楽しめ、元旦には特別開放も行われ、ここから初日の出が拝める。
また例年2月~3月にかけて開催される「高松宮妃のおひなさま展」の会場にもなっている。
グランシップの見所
"巨大な船"グランシップ
磯崎新が手がけた"巨大な船"のデザインとなっているグランシップは、"文化の船"をイメージし造られた「なら100年会館」と同じような感じで、Googleマップの航空写真で真上から見ると、船のカタチがハッキリとわかる。
不本意な外壁落下事故
スペイン産の天然スレートを使用したりその斬新さ故か、2004年6月以降5年で40件もの外壁落下事故が起きてしまった。原因は不明ながら、防護屋根の設置や危険個所の植栽化による立入禁止などの措置がとられている。
記念庭園「桃源郷」
気づく人の方が少ないが、「浜名湖花博2014」で注目を集めた石原和幸氏が制作した『Togenkyo』のコンセプトをそのままに、2015年1月19日にグランシップの南側に誕生した記念庭園の『桃源郷』。
高松宮妃のおひなさま展
グランシップでは様々なイベントが開催されているが、その一つに「高松宮妃のおひなさま展」がある。普段目にする雛人形とは、全くスケール感の異なる圧巻の雛飾りが間近で見られる。
グランシップの外観に注目!
丹下健三門下生の磯崎新氏による、壮大な船の愛称に負けないデザインに注目!
劇場公演を観覧しよう!
舞台芸術の理想を極めた静岡芸術劇場のライブ感を楽しもう!
初日の出を見に行こう!
元旦の展望ロービーからは初日の出が拝められ、甘酒の無料サービスもあるよ!
グランシップ 編