藤守川の河津桜の見どころ

藤守川の河津桜

一大ブームとなり、現在も県内外のみならず国内外から多くの見物客が押し寄せる「河津桜まつり」を機に、あちこちに広まり植えられていった桜たちが、今や大きく成長し、各地で少しづつ観光スポットとなりつつある。

「山の手さくら」や「美和桜」など、年々注目が集まる早咲き桜の名所が誕生しているが、この藤守川の河津桜はそれとは少し異なる。

観光地化されていく河津桜の名所に比べると、ここは観光スポットとは言えない場所だが、穴場的に花見が楽しめる個人的には嬉しいお花見スポットだ。

特に対岸から望む川面に映る河津桜の光景が美しく、観光名所ではないという期待値のハードルが低い分だけ、感動が大きくなる。

河津桜並木

藤守川の河津桜は、たった300m足らずの桜並木ながら、堤に沿って弧を描きながら連なる河津桜の並木道は、どこか趣があり美しい。

出店が並ぶわけではなく、見物客で溢れるわけでもなく、静けさの中この光景が楽しめるのだから嬉しい限りだ。

しかも平日ならほぼこれを独り占めできるわけで、リフレッシュには最高だ！

藤守川

藤守川は、毎年「静浜基地航空祭」が行われる、航空自衛隊の静浜基地近くを流れる延長2,810mの川だ。

国が管理する一級河川でも、静岡県が管理する二級河川でもなく、焼津市が管理する準用河川で、地元でもその存在を知る人の方が少ないほど、日常生活では気にも留めない存在だ。

この川の河口付近に河津桜が植えられているのだが、「藤守の田遊び」で知られる静浜基地横の大井八幡宮辺りにはソメイヨシノが植えられており、「藤守川の桜」として知られている。

現時点では、河津桜よりもソメイヨシノの方が知られていると思う。

河津桜

静岡に来て河津桜に出逢ってから、早いものでかれこれ30年近く経つが、本当にこの桜に出逢ってから早春の楽しみが増えた。

寒さが厳しくどことなく暗い感じだった2月のイメージが一新し、引き籠りがちだった季節が楽しくなり、外へと足が向くようになった。

鮮やかなピンクの花

藤守川の河津桜に限らず、河津桜はソメイヨシノに比べて一輪の花そのものが大きく主張してきて、鮮やかなピンクの色合いとともに、その存在感を際立たせている。

10年ほど前に、庭先に一本の河津桜を植えたのだが、今や並んで咲くツバキやサザンカを押しのけ、春先の主役の座を射止めている。

ソメイヨシノに比べ、ひらひらと舞う散り際の儚さというものはあまり感じられないが、満開時の美しさはピカイチだ！

各地に植えられていった河津桜も楽しみだが、この藤守川の河津桜も5年後10年後がどうなるのか楽しみだ！

穴場的な河津桜並木だよ！

やっとこさ成長し魅力が増してきた感じで、平日なら独り占めできて最高だよ！

絵になる光景を目に焼き付けよう！

美しく弧を描きながら連なる桜並木と、川面に映る河津桜は実に美しい！

地元の方々に迷惑の無いように！

観光地ではないので、迷惑駐車や許可なく公会堂に駐めたり、大騒ぎしたりしないように！

藤守川の河津桜の見どころ

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