川根両国駅とは?
静岡県榛原郡川根本町千頭にある、「南アルプスあぷとライン」の愛称で知られている大井川鐵道 井川線の千頭駅を出て最初の駅で、1959年8月1日に開業した、一日の乗降客が10人足らずの無人駅。
標高307mに位置する相対式2面2線のホームには、かつて千頭駅より本線とは別に貨物専用線が敷かれていたことから、1970年よりこれを活用し蒸気機関車の運行が行われていた。これが現在の大井川鐵道のSL運行のルーツとなっている。
また併設されている車両整備を行う両国車輌区と保線区の先に「両国吊橋」があり、そこから望む両国車輌区の眺めが人気となっている。
春になると駅周辺にソメイヨシノが咲き、ホームから望む桜の眺めが美しいことから、静岡県のお花見スポットとしても知られている。
川根両国駅の見どころ
川根両国駅の駅名標
大井川鐵道のトロッコ列車が走ることで知られる「南アルプスあぷとライン」に乗車し、千頭駅を出て最初の駅となるのが、この「川根両国駅」だ。
一般的には「Kawane-Ryogoku Station」と表記されるが、駅名標は独特で「Kawane Riyougoku」となっている。
素通りしそうな川根両国駅入口!
標識を見つけてもウロウロしそうな感じで、田舎の無人駅っぽく、遠目にはどこから入って行くのか全くわからない感じだ。
案内標識に気付かなかったら、間違いなく素通りしていただろう。
ホームへと続く道
通りからホームへと続く道は写真のような道で、とても駅へと続いている感じがしないのだが、この感じとホームに出た時のギャップが、この駅の魅力のひとつでもある。
川根両国駅のホームに立ってみると、広々としていて相対式2面2線のホームがあったり両国乗務区の建物があることから、ここが無人駅だとは思えない感じだ。
ある意味、駅舎もない無人駅ながら、最もそう感じさせない駅…とも言えるだろう。
SL運行のルーツ
川根両国駅には分岐した支線がいくつも見られるが、ご存知のように現在大井川鐵道のSLは千頭駅止まりとなっているのだが、一部今も残る貨物専用線の跡が、かつてここをSLが走っていたことを物語る。
ただでさえ趣のある駅なので、ここを駆け抜けるSLの姿は、さぞかし絵になったことだろう。
プチお花見スポットの川根両国駅!
毎年春になると、川根両国駅周辺には桜が咲き、プチお花見スポットとして知られている。
ホームに立って線路の先に咲く桜を望むのも良し、踏切より望むのもまた良し…と、とにかくお花見シーズンの川根両国駅は美しさが光る。
個人的には、このホームから望む南側の桜の光景が一番好きだ。線路の分岐や、緩やかにカーブしながら消えてゆく線路のどことない儚さに趣が感じられ、とにかくカメラを構えたくなる光景だ。
トロッコ列車でお花見を!
こちらの眺めも負けてない!前の写真とは反対側となる、両国車輌区があるホーム北側の眺めだ。
この桜の花の下を、真っ赤なトロッコ列車が楽しげに走り抜けて行くわけで、これは乗るしかないでしょう!
きかんしゃトーマスの世界へ!
きかんしゃトーマスや映画のワンシーンを彷彿させる、「両国吊橋」から望む川根両国駅の両国車輌区の眺めだ。
ただの車輌区ながら、なぜか眺めていると、魔法をかけられたように美しく感じるとともに、何かおとぎ話の世界へと誘われる感じだ。
お花見シーズンに訪れよう!
川根両国駅のホームや踏切から眺める桜の景色が美しいよ!
両国吊橋から望む車輌区の光景が絵になるよ!
きかんしゃトーマスや映画などにも出てきそうな絵になる光景が見られるよ!
列車の運行の邪魔をしないように注意!
踏切やホームから線路内に侵入したり、列車に近づきすぎて運行の邪魔をしないように!
川根両国駅の見どころ
川根両国駅のおすすめ時期
1月 | 2月 | 3月桜 | 4月桜 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
川根両国駅の基本情報
名称 | 川根両国駅 |
---|---|
読み方 | かわねりょうごくえき |
郵便番号 | 〒428-0411 |
所在地 | 川根本町 千頭 |
駐車場 | なし |
お問合せ | 0547-59-2137(大井川鐵道) |
公式HP | http://oigawa-railway.co.jp/ |
するナビ | 奥大井の観光スポット |
アクセス | 大井川鐵道 井川線「川根両国駅」 |