来宮神社の大楠とは？
静岡県熱海市の人気の観光スポットとなっている「來宮神社」の境内にある、パワースポットとして絶大な人気を誇る、本州一の巨樹で日本三大楠の1つ。
樹高26m 幹周23.9mの樹齢2100年超の大クスで、境内にはこれとは別に、落雷の跡が痛々しい樹齢1300年超の「第二大楠」もある。
1933年2月28日に、国の天然記念物に指定されているが、來宮神社が明治維新後「阿豆佐和気神社」と称していたことから、指定名は「阿豆佐和気神社の大クス」となっている。
また環境省 自然環境局による緑の国勢調査と言われる自然環境保全基礎調査では、「来の宮の大楠」の呼称が使われており、その第4回調査による1990年の『巨樹・巨木林調査報告書』では全国2位、第6回調査による2001年の報告書では全国3位の巨木となっている。
健康長寿･心願成就に御利益があるとされ、一周約60mの幹回りを廻ると1年寿命が延び、心に願い事を秘めながら1周すれば、その願いも叶うという伝説が残る。この時一言も話してはいけないとされ、左回りの方が良い…という都市伝説!?も囁かれている。
すぐそばの高台に、2016年9月に寛げる憩いの空間として「大楠・五色の杜」が新設され、2017年1月には、『祝の菓子と静岡抹茶セット』が人気で、自分で抹茶を点てて味わうことができる「茶寮・五色の杜」がオープンし、女性を中心に賑わいを見せている。
五色の杜の名は、万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなるという五行説に由来しており、ここではそれらを大楠・明かり・砂利・鉄筋・湧き水で表現しているとのこと。
来宮神社の大楠の見所
來宮神社
今では伊豆で来宮神社と言えば、この熱海の來宮神社を指すのが一般的だが、河津にも川津来宮神社があり、ここにも国の天然記念物の「杉桙別命神社の大クス」があり、「来宮さまの大クス」と呼ばれていたので紛らわしい。
阿豆佐和気神社の大クス
現在は「来宮神社の大楠」と呼んでいるが、国の天然記念物に指定された1933年当時は、來宮神社の社名が異なっていたため、天然記念物としての指定名は「阿豆佐和気神社の大クス」となっている。さらに紛らわしい…。
パワースポット「来宮神社の大楠」
根廻りだろうが幹周だろうが、そんなことはどうでもよいくらい、桁違いで圧倒的な外周を誇る巨樹だ。だがこれでも環境省の巨樹・巨木林調査では、全国3位とまだまだ上には上がいる。ただしパワースポットとしての人気はダントツで、来場者数は間違いなく日本一だろう。ちなみに幹周1位は25.60mの高知県の杉の大スギで、2位が24.22mの鹿児島県の蒲生の大楠。あの屋久島の縄文杉はベスト20にも入っていない。
圧倒的な存在感
テレビや雑誌で事前に映像や写真を目にしたことがある人でも、この大クスの前に立つと、その存在感に圧倒されるという。わたしも色々想像はしていたが、やはりそうだった･･･。
樹齢2100年超
樹齢2100年を超えて尚、新緑シーズンには青々としてまだまだ元気なオオクスだ！ さすがパワースポットといった感じで、エネルギーがみなぎっている。あやかりたいものだ。
五感で感じよう！
木に寄り添いながら五感を研ぎ澄まし、全身全霊を傾け大クスから溢れ出るパワーを感じよう！ 友達とおしゃべりしていてはもったいない！ 大楠との会話を楽しもう！
もしも一本の巨木として残っていたら…
前から後ろから下から遠くからと、どこから眺めてもやはりスゴい！ もしもまるまる一本の巨木として残っていたら…と、視線を上へ上げながら想像してみて欲しい。どんな光景だったことか？
願い事をするのを忘れずに！
ただ1周するだけでも寿命は延びるがもったいない！ 願い事をするのを忘れずにね！
木に寄り添い五感を研ぎ澄まそう！
御利益狙いでただぐるぐる廻るのでは無く、五感を研ぎ澄まし満ち溢れた生命力を感じよう！
「茶寮・五色の杜」に立ち寄ろう！
『祝の菓子と静岡抹茶セット』が人気で、自分で抹茶を点てて味わうこともできるよ！
来宮神社の大楠 編
