貫通石（かんつうせき）とは？

貫通石 の 見どころ

なんで安産の石なの!?

富士山の絶景が拝め人気スポットの道の駅「富士川楽座」に隣接した、東名高速道路の富士川SAの上り線にある記念石が、この "貫通石" だ。2004年8月3日に、後に新東名高速道路と命名された第二東名高速道路の 富士川トンネル が貫通した際に採取された石だ。

その昔、第14代 仲哀天皇（ちゅうあいてんのう）の皇后で『日本書紀』ではオキナガタラシヒメと言われる神功皇后（じんぐうこうごう）が、新羅･百済･高句麗の三韓征伐の際に、彼の地において敵を攻めあぐね、その時打開策として脇道の洞を三日三晩不眠不休で掘り進め見事貫き破ると、そこより敵の背後を衝き大勝したという。

この時、洞の貫通点の石を記念に持ち帰っていたのだが、角鹿（敦賀）に上陸した際に産気づき、枕元にこの石を置いたところ安らかに応神天皇を出産したといい、ここから隧道貫通点の石を "安産の石" として珍重するようになった…という伝承がある。貫通石の横に建つ副碑『安産の石の由来』にも、だいたい同じようなことが記されている。

だが一方で『古事記』や『日本書紀』によると、帰国した上陸地は角鹿（敦賀）ではなく筑紫（福岡）であり、懐妊した状態で出兵しており、産気づいたのも彼の地であり、帰国してから出産するために腰に石を2つ巻き付け腹を圧迫し安定させ遅らせたとして、この石を "鎮懐石（ちんかいせき）" と呼び福岡県の糸島には鎮懐石八幡宮も建つ。応神天皇の出生地も福岡県とされる。

そもそも神功皇后その人も架空の人物とされ、卑弥呼にその影を重ねる人も多い謎の人物であり、何が真実なのかなどは神話と伝説の世界ではナンセンスだ。一説にはこう言われているよ…という話を、信じたい人は信じ、疑う人は疑い、興味ない人はスルーすればいいだけなので、判断はみなさんにおまかせする。

事実だけを言えば、ここに2004年8月3日に第二東名高速道路（現：新東名高速道路）の富士川トンネルが貫通した際に採取された石があり、"貫通石" として置かれているということだけだ。

合格祈願スポットになった"貫通石"！

トンネル工事において最後の壁が突き破られる瞬間は特別なものであり、シールドマシンが一般的ではなかった昭和時代中頃までは、血と汗と涙の結晶とも言える長年の苦労が報われる達成感や無事に掘削工事が完了したことへの感謝など、"貫通石" に籠められる思いは儀礼的な意味も含め特別だった。

そんな特別な "貫通石" に籠められたパワーにあやかり、難関突破‼や石（＝意志）を貫くとの語呂合わせもあり、いつしか合格祈願と結び付けられるようになった。この富士川SAの "貫通石" もその一つで、合格祈願スポット としてこのサイトで紹介したのが2005年だった。

それから20年以上の歳月が流れたが、寝姿山の「石割楠」と同じような感じで、関係ない人にはただの石にしか見えないけれど、藁をもつかむ思いで合格を願う受験生にとっては、いくばくか心強い味方となってくれるわけで、とてもありがたい石となっているようだ。

そうでなくともそこらに転がっている石とは全く違うので、子供と言えども蹴ったりよじ上ったりして甘くみていると、石のパワーは恐ろしい！

今ではすっかり黒ずんでしまったが、手で撫でてキレイに磨けば、合格率もアップするかもしれない…。

合格祈願スポットになっているよ！

特別な思いが籠められた、難関突破の貫通石にあやかろう！ やさしく手で撫でれば合格率アップ!?

安産の石として親しまれているよ！

貫通石は古くから安産にご利益のある石として珍重されてきた石だよ！

貫通石は大事に扱ってね！

大人はもちろん子供だからといって蹴ったり上ったりしないように！甘くみると石のパワーは恐いよ！

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貫通石 の 魅力

貫通石 周辺の 温泉地‼

貫通石 の おすすめ時期