金比羅山・瀬戸川桜まつりとは?
静岡県藤枝市の中心部を流れる瀬戸川の両岸に続く桜並木や、山の斜面いっぱいに桜の花が咲く標高67mの金比羅山緑地公園、イベント会場となる志太河川敷公園にて、毎年春に開催される桜まつり。
ソメイヨシノを中心にフジザクラやキクザクラなど、両岸で1000本近くの桜が咲き乱れ、金比羅山や瀬戸川沿いの桜並木には、約700個もの華やかなぼんぼりが吊るされ、夜間にはライトアップも行われる。
遠く富士山を望む金比羅山や瀬戸川ののどかなロケーションと、そこに咲く桜の美しさ、そして内から外から遠くから近くからと、様々な角度からお花見が楽しめるのが魅力で、藤枝市はもちろんのこと、静岡県を代表するお花見スポットとなっている。
特に瀬戸川左岸の、東海エリア最大級と言われる約2km続く"桜トンネル"の光景と、右岸の"プチ吉野"と称される山全体を約600本の桜の花が覆う金比羅山の光景との、全く趣の異なる2つの対照的なお花見が楽しめるのがココの最大の魅力!
また祭り期間中には、ステージショーや甘酒の無料サービスなども行われる。
金比羅山・瀬戸川桜まつりの見所
絵になる光景に出逢う人、出逢えない人
瀬戸川の両岸に現われる、色鮮やかなぼんぼりが連なる光景が印象的な桜トンネル。楽して車で通り抜ける人もいるが、実にもったいないことだ。ゆっくり歩くからこそ見えてくる景色があり、そこに楽しさがあり、時間をかけねば得られない感動もある。得てして絵になる光景は、こうした瞬間に訪れるものだ・・・
色の違いが見えてくる
ソメイヨシノ中心の桜並木だが、他の品種の桜も混じっており微妙に色が異なる。そんな花の色の違いや花の形などを確かめながら、ゆっくりと時間をかけて川岸を歩くのも楽しい。
ぼんぼりが消えた先も・・・
ぼんぼりが吊るされた華やぐ桜並木も美しいが、消えた先の桜並木も、まだまだ十分美しい。大勢の人が訪れる休日には、こちらの方が人影が少なく、自然な感じで楽しめて逆に良い感じだ。
桜の花
最福寺のしだれ桜や河津桜などに比べ、ソメイヨシノは、ひとつひとつの花は決して大きいわけでも格別美しいわけでもない。それがこのような景観を生むわけで、そこがまた面白く魅力的なところだ。
お花見
桜まつり開催中は、平日でもお花見客で溢れかえる金比羅山。過疎化だの不景気だの言っても、いつの時代も同じ光景が見られ、時代を超えて花見の楽しみ方は変わらぬものだ・・・
桜と菜の花の共演
瀬戸川の堤防沿いに、約2km続く桜並木。東海地区で最大級と言われる桜トンネル内を、花を愛でながら歩くのも楽しいが、こうして対岸から眺めるのもまた楽しい。河津桜や白隠桜・那賀川沿いの桜並木・勝間田川桜並木・みなみの桜などもそうだが、菜の花とのコントラストがやはり絵になる。のどかでどこか懐かしく、時間を忘れてボーッとできる。
降り注ぐような桜の花
山頂へと続く金比羅山の散策路は、見上げながらのお花見も楽しい。是非とも晴天時に訪れ、降り注ぐような桜の花を楽しんで欲しい!
プチ吉野
"プチ吉野"といった感じで、桜が折り重なりながら小高い山全体を覆う感じの金比羅山の眺めは圧巻だ!公園内を歩いている時には、それ程その美しさが分からないが、堤防から眺める遠景は、あっぱれ!という感じだ。
趣の異なる2つの花見を楽しもう!
桜トンネルと菜の花が共演する瀬戸川沿いの桜並木と、プチ吉野と称される金比羅山の両方を楽しもう!
桜トンネルは歩くべし!
歩かなければ見えてこない景色がココにはあり、楽して車で通り抜けるなんてもったいないぞ!
一日で2度おいしいお花見を!
昼間のお花見はもちろんのこと、ライトアップにより浮かび上がる幻想的な夜桜も楽しもう!
金比羅山・瀬戸川桜まつり 編