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伊豆市観光ガイド 『筥湯』 | ![]() |
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筥湯(伊豆市 修善寺) | ![]() |
★『筥湯』をご覧になるにあたって | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() 伊豆最古の温泉場として、「桂川」を中心に開けたこの修善寺温泉は、遠く平安時代に「弘法大師」(こうぼうだいし)が開いたとされる温泉地で、伊東・熱海と並び、日本経済新聞が選定した「日本百名湯」にも選ばれています。 そんな修善寺温泉と言えば、その起源ともなっている「独鈷の湯」(とっこのゆ)が有名ですが、その独鈷の湯と並び、かつて修善寺に9つ以上あったとされる外湯のひとつとされているのが、この『筥湯』(はこゆ)です。 ![]() もともとこの修善寺一帯は、湯治客や地域の生活浴場として、外湯が賑わっていたところでした。 しかしながら、生活スタイルの変化や、家庭におけるお風呂の普及、旅館内に内湯が出来たことなどにより、次々と外湯が消えて行き、終戦後の修善寺の町には、独鈷の湯ただ1つが残るのみとなってしまいました。 「筥湯」とは、修善寺にゆかりのある人物として知られる、鎌倉幕府2代将軍の「源頼家」公が入浴したとされる温泉名で、高さ12mの望楼である「仰空楼」(ぎょうくうろう)が目印となった特徴のある外観の温泉です。 この仰空楼は、修善寺を愛した文人のひとりで、胃潰瘍の療養のために、この修善寺で2ヶ月近くの時を過ごした「夏目漱石」の詠んだ漢詩より付けられた名称で、修善寺の温泉街を見渡す、実に眺めの良い望楼となっています。 ちなみに、この時の夏目漱石の修善寺での療養生活は、「修善寺の大患」と呼ばれ、修善寺を訪れて間もなくの、8月24日の大量吐血により生死をさまよった出来事は、「三十分の死」として、自身、後に執筆した「思ひ出す事など」の中で、長々と綴っています。 そして、この修善寺での日々が、後の漱石の執筆人生に、大きく影響したとも言われています。 ![]() そんな仰空楼が目印の「筥湯」は、昔ながらに、地元民だけでなく、観光客にも広く解放された共同浴場となっています。 独鈷の湯が、原則入浴禁止の温泉で、観光資源としての役割が主な施設となっているのに対して、この「筥湯」は、実際にお湯を楽しむことが出来る温泉施設となっています。 これを聞いて、がっかりされる方もいらっしゃるかもしれませんが、この「筥湯」の内風呂には、それなりの楽しみもあります。 10人は楽につかれるという、大きなヒノキの湯舟に、天井のトップライトから、美しい光線が降り注ぐという、実に贅沢な空間演出がなされています。 泉質は、無色透明、無味無臭の単純温泉となっていますが、前述のお風呂場は、ヒノキの香りが漂う、実に癒されるものとなっており、もちろん男女別々の浴槽で、ゆっくりとお湯を楽しんで頂けるようになっています。 まずはお泊りの旅館で、ゆっくりと汗を流して頂き、その後、修善寺の町を散策しながら、昔ながらの外湯で、温泉旅情を楽しんでみてはいかがでしょうか。 それが、この「筥湯」の楽しみ方のような気がします。 伊豆最古の温泉場、修善寺温泉で、歴史と伝統ある名の「筥湯」に、是非つかってみてください。 気持ちいいお湯を楽しんだ後には、目印のこの仰空楼に上って、修善寺の町を見渡してみてください。 |
- 筥湯 -![]() 『旅シュラン』とは?
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筥湯(伊豆市 修善寺) | ![]() |
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